第八十番 国分寺

 

四つ目の国分寺、
ゆったりと広々とした境内だ。
国分寺というだけのことのある。











金堂の礎石が33個残っている、
建てる気になればその上に金堂が建てられるそうだ。
100年後位には立派な金堂が再現してるかもわからない。



このお寺には変わった話が残っている。
近くの安原淵という池に人食い大蛇が住んでいた。
八郎と言う男が先手観音に一矢が千矢になるよう祈りながら、
見事に大蛇を退治した。
大蛇は頭に梵鐘を載せていた。
この梵鐘が今に伝わる。

続きがある。
江戸時代に高松城主が無理難題を押し付けて、
この梵鐘を城内に持ち込んだ。
この鐘の音、特に余韻が余りに良かったので城主が惚れ込んだ。
ところが、城主に祟りが付いて半病人になってしまった。
慌てて梵鐘をお寺に返したと言う。
その時の家老の念書が残っていると言うから、
嘘のような本当の話らしい。









しかしまあ、いろいろあるもんだ。
お払い太鼓、厄除け手拭、長寿カメ、無事カエル、お守り、お札、線香、蝋燭、
そして、お遍路用具の数々・・・







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