第八十一番 白峯寺



天皇寺は崇徳天皇の亡骸を暫し安置した場所、
崇徳天皇はこのお寺の葬られている。




それにしても、崇徳上皇の悔しさは普通ではなかったようだ。
「啼けばきくきけば都の恋しさにこの里過ぎよやまほとといす」
上皇の心を察してほととぎすさえも木の葉を口にはさんで鳴き声が外に漏れないようにした、
とか。
西行がここで崇徳上皇の化身に遭ったと、
雨月物語に残っているそうだ。
そんな話を聞いた事がある。
西行が此処を訪れたのは上皇崩御の二年後と言う。
西行は幾つか歌を作っている。





何処かで見たことのあるような暖簾?何と言うのだろうか。
きっと、名前があるに違いない。



今回は照れくさくてこの菅笠を着用しなかったのが悔やまれる。
何時か次の機会があったら、
菅笠と白装束は絶対に着用しようと思う。

   

白峰寺の鐘の音。

草鞋の大きさには驚かなくなった。









緑が見事に映えるお寺だ。
紅葉の頃のイメージが浮かんでくる、
私は、
この、今の新緑の緑が好きだ。









 



これが、頼朝が上皇の菩提を弔う為に立てた塔だろうか。





次の根来寺への道すがら、
眺望が素晴らしい。
こんな景色を眺めながらの昼食だ。



 

味も一味違う。
普通の定食、値段も思ったより安い。
「此処は夜景が素晴らしいのでしょうね」
「そうなんです、夕方から沢山のお客様がお見えになります」
さもありなん、納得だ。

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