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吉野川上流を巡る旅 8
阿波池田 たばこ資料館

阿波池田は甲子園の池田高校としか知らなかったが刻みタバコの名産地として栄えて街だった。
全国屈指の刻み煙草の産地として、取引先は全国に及んだ。
まだ徳島本線や国道の無かった時代、平田船と呼ばれる帆船で吉野川の水運で出荷し、
徳島からの帰りには日用品その他を入手、古くから近隣の商業の中心地として繁栄した。
煙草製造業、取引業者などが軒を並べうだつを掲げ贅を競い合った。
今でも27軒のうだつの建物が残ってる。

















100年以上前の真鍋氏の邸宅と工場だった蔵が煙草記念館になっている。
この建造物は相当な豪商であったらしく、四季折々の花が咲く美しい中庭を拵え、書院造りの構造を活かした離れ座敷、周囲に渡り廊下、客人を接待する居間には黒檀、屋久杉を使った贅を極めた造りとなっていて、煙草産業が如何に栄えていたかが知れる。















幕末から明治にかけて年代順に帳簿やたばこの葉、タバコの製造工程で使用された機械や刻み煙草の製造法、商いの記録、吉野川の水運などタバコに関する貴重な資料が約200点を展示されている。















玄関できざみタバコの体験も出来る。
何十年振りかで一服させてもらった。
思ったより火持ちが良い。
この火持ちの良さが北海道の寒冷地で爆発的に売れた.吉野川の水運も相まって販路が拡大したと言う。











つづく





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