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富貴寺
一寸脇道から、
豊後富貴寺大堂、
富貴寺は平安時代に宇佐神宮大宮司の氏寺として開かれた寺院,本堂、12世紀の建築とされる。
戦火や風害で屋根は三回葺き返られたとのことだ。
天正年間、キリシタン大名大友宗麟の時代に多くの仏教寺院が破壊されたが、
富貴寺大堂は難をまぬがれ、平安期の阿弥陀堂の姿を今に伝えている。
中でもこの阿弥陀堂は、
宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、
現存する九州最古の木造建築物であり、国宝指定されている。
この阿弥陀堂とこの本尊は一本のカヤの大木で作られたと伝えられている。
大堂壁画(重要文化財)が素晴らしい。
剥落が多いが極彩色、遺品の少ない平安絵画だ。
本尊背後の来迎壁に「阿弥陀浄土図」、
内陣小壁に阿弥陀如来並坐像
、外陣(げじん)小壁に四仏浄土図が描かれている。
長期間、雨ざらし
日当りの有る柱の全面は絵模様は殆ど消滅
壁画の一部の損傷が大きい部分は雨漏りの影響とみられる。
国東塔
奪衣婆坐像
表情が面白い。
三途の川の渡し賃である六文銭を持たないでやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼、だそうだ。
人の去った後の阿弥陀堂は風韻すら感じる。
美味しかった!
門前の石地蔵、それぞれに時の流れを刻んでいる。
これは何を意味するのか、何か物語がありそうだ。
一つ一つじっくり覗き込んで見て飽きない。
この辺りの千両?の赤さは眩いそれがこの一本だけでなくどの家の庭先のも真っ赤だ。
この地の気候のせいだろうか。
大王松の雄姿。
一寸歩くとこんな景色が転がっている。
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