八甲田から八幡平へ散策と温泉の旅(その2)

酸ヶ湯温泉

八甲田の悲劇はこの辺りで起こった。







ダケカンバを左右に見ながら坂を上ると雪中行軍遭難記念像、



1902年(明治35年)1月に、歩兵第5連隊第2大隊210人が八甲田山で遭難した際、
捜索隊の目印になるよう雪の中に仮死状態で立つ後藤房之助伍長の像だ。
この辺りの厳寒期の気温は摂氏マイナス35°、雪の量は15、6メートル、
後藤房之助伍長の像が埋まってしまうのだそうだ。
恐ろしい。




酸ヶ湯温泉到着。
思ったよりスケールが大きい。





ロビーに棟方志功の書、彼はこの温泉をこよなく愛した。





早速噂の総ヒバ造りの千人風呂へ飛び込む、こちらは想像していた程の広さは無い。
草津の大野天風呂を想定していたせいだろう。
でも、木造の内湯では日本でこれ以上大きなものは無いのでは・・・
道後温泉よりは格段に大きい。
総ヒバ造り、10年に一度大掛かりな改修が有るそうだ。
これを維持するのは大変な事だ。
中へ入ると、熱の湯、四分六分湯、打たせ湯 (滝湯)、冷の湯、
と4種類の浴場が有る。



元来混浴なのだが、「今のご時世に混浴とは野蛮極まりない」との事で衝立などが立てられている。
すると、「美観を損なう、風流が無い、古き良き文化が失しなわられる」など悪評が立つ。
湯船に、こちら「男」、こちら「女」と仕切線のようなものが有る。
時々仕切の向こうから妙妙齢の女性が顔を出す。
現在は朝と晩に女性専用時間が設けられている。
天井が高いのが開放感が有ってよろしい。


八甲田から八幡平へ散策と温泉の旅(その2) 終

続く




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