突然、友人から電話が有った。
「ビュッフェと柿田川を見に行くぞ」、
と当方の都合も聞かずに電話が切られた。
そんな事での今日になった。
昨日の雨も忘れたように快晴、
五月を思わせる薫風の中、まずもって、久し振りに柿田川を訪れる。
鳥の囀りが聞こえる、翡翠だ。
新緑に隠れて姿を現さないが、
木の葉が散る冬になるとこの辺りを翡翠が飛び交う。
鴨の夫婦が揃ってお尻を出している。
余りの水の澄みようで水中も水上も地上も区別が付かない。
柿田川は全長が僅か1200mの日本最短の川、
一級河川だ。
富士からの伏流が、突如、滾々と湧き出る湧水が柿田川の源流となる。
水量は百万トン/日を誇る東洋一の湧水、
富士の雪解水が何年か何十年か地下に潜って此処に辿り着いて、
湧き出るのだ。
柿田川ライブカメラ
まさに神秘だ。
バスとタクシーを乗り継いでビュッフェ美術館。
ほぼ、二人で貸切状態、ゆったりと堪能する。
没後10年展と銘打っているが静かだ。