大原・実光院記


実光院は宝泉院と同じく勝林院の坊である。
門柱にはお馴染みなった「魚山」の文字が頭に付いている。





実光院の主庭は江戸時代から続く鑑賞式庭園の契心園である。











心字池には流れ落ちる律川から導かれる水は澄んでいる。
池の島は亀を表わしているようだ。
何処かに鶴があるのだろう。





池の向こうが仏の浄土、こちらが俗世間と見立てているとか。

三十六詩仙画像が欄間に掛かる。





客間には幾つかの楽器が並んでいる。
楽器と言っても、鉄の原材のような物が鉄琴のように並べられているのだが、叩くと旋律を奏でる。

声明は(しょうみょう)と読む。
此処大原は天台声明の中心地として受け継がれてきている。
声明は、法要儀式が行われる際に仏教の経典に節を付けて唄う仏教音楽と言われる。
平曲、謡曲、さらには浄瑠璃、義太夫、長唄、清元などの源流とされる。

このお寺は花が豊富だ。





春未だ浅いこの時期でも多種多彩な花が咲き誇っている。



















梅、沈丁花、カタクリ、蝋梅、ぐらいは見分けがつくが、
他の花の名は殆んど判らない。











実光院記


 

安房守の旅紀行・日本編





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