長寿寺

常楽寺から20分も歩くと長寿寺。
制服をのような半天を羽織った男たちが、
ポツンポツンとやってくる人や車を案内している。

山門を潜ると阿星山の麓に横に長い参道がある。





と言っても向こうが見えている。
参道の途中、小さな水車が廻っている。



源氏や足利将軍家が祈願所として諸堂を造改修したといわれる。
此処も本堂が国宝。





鎌倉初期の建物で五間四方の寄棟造、







軒の低いどっしりとした檜皮葺屋根、質素だが重厚、



奈良人の優しい思いの篭った屋根の線に惚れ惚れする。





弁天堂も見せるお堂だ。
この屋根も独特、優しい曲線を描いている。



此処も常楽寺同様に三重塔があったのだが、
織田信長によって安土城山中のハ見寺移築され、
今はその跡地だけが残っている。

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丈六阿弥陀如来坐像の前で、長寿寺の管理寺の住職の奥さんが説明している。
「・・・東大寺の大仏はこの像を?倍したものです・・・」
見物人から笑いが起こる。
聞き逃したが、仲々、ユーモアに富んだ説明らしい。

たまに来る人や車を誘導する半天を着た男衆たち、
「良く来てくれました」
の気持ちが溢れ出ている。
素朴で親切だ。
バスを待ってる間に、彼等と立ち話をする。
彼らは檀家の人々、
ボランテァで駆け付けるのだそうだ。

僅か100軒足らずの村落がこれだけの秘宝を守って来たのは、
並大抵の事では無かったのであろう。

本堂に掛かっていた写真が気になって尋ねる。
「カンジョウ吊縄、すぐそこに有るよ」
と教えてくれた。



部落への魔除け?厄除け?として部落の入り口にぶら下がっている。
毎年、1月の中旬の「鬼ばしり」の行事の時に新調するのだそうだ。

付近の民家からも奈良の香りが漂う。



 

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