常楽寺

石部駅を挟んで善水寺と反対側に常楽寺、長寿寺がある。
本来ならば、
甲西駅に戻りJRで石部駅まで行って又バスに乗る、
そんなコースなのだが、
有り難いことに、善水寺からの直行バスが出ている。

常楽寺は長寿寺と並んで、
奈良時代中期に良弁が開いた阿星山五千坊の中心であり、
平安時代初期の歴代天皇の尊崇を集めた。
五千坊は大袈裟にしても一大天台仏教圏だったのであろう。
その面影を留めているのが、常楽寺、長寿寺なのだ。
東方にある長寿寺の東寺に対して、
常楽寺は西寺として土地の人に親しまれている。



こじんまりした山門、



ここの仁王さんの目付きは恨み辛みを孕んでいる。
本来の室町時代に建てられた山門は、豊臣秀吉が伏見城築城の際に伏見に移築し、
さらに、毛利輝元が伏見城から園城寺(三井寺)へ移築し、
今は、三井寺の仁王門となっているのだ。

本堂と三重塔が国宝である。





これだけの至近距離に本堂と三重塔が並んでいるのは珍しいそうだ。
そかも、国宝が・・・





本堂の屋根に魅せられる。

















 

 

 

 







石組の橋があった。
中国湖南省の明時代の集落でこんな橋を見たことがある。
同じ湖南でもあちらは洞庭湖、こちらは琵琶湖だ。







京都のお寺は煌びやかで美しい。
確かに美しい、が、強いて言うと絵葉書の美しさだろうか。
俗を取り除こうとしてかえって俗に嵌ってしまった感がある。
侘び寂びも一歩間違うと俗に帰す、と言うところだろうか。
此処、湖南には自然と睦みあった素朴な美しさがある。
奈良時代、平安時代の違いなのだろう。

 

境内で小母さん達が店を出している。
五目飯を一つ弁当に仕入れた。

 

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