Oさんのご案内で明日香を巡る。

まず、談山神社。





大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社だ。
鎌足が中大兄皇子と蘇我入鹿を滅ぼすための謀を談じた山、が命名の由来。
平日と言うのに、流石に、人が多い。










春日造りの朱塗りの華やかな社殿と、









3000本と言われる楓紅葉が華を競う。
競演だ。























ここの十三重塔は見応えがある。

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678年創建、1532年再建、藤原鎌足を祀る供養塔、









現存する唯一の木造十三重塔だそうだ。

 


少し歩いたところにある石塔は藤原鎌足の次男、藤原不比等の墓といわれる。





藤原不比等は傑物?政略家?、藤原家の基礎を固めた人物だ。
彼は、皇室との関係を深め、文武天皇の后に娘宮子を嫁がせその子が聖武天皇、
更に、娘光明子を聖武天皇に嫁がせた。
彼女が後の光明皇后である。

参道を下りながらもう一度振り返る。





大らかな時代であった飛鳥時代から奈良時代、
一方で血生臭い血生臭い時代でも有ったのだ。
先の湖南三山、この談山神社、これから訪れる飛鳥寺・・・
ほんの少々歴史を紐解いただけでも、
まさに権力闘争、戦乱の歴史でもあるのだ。

 

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