第七十三番 出釈迦寺



曼荼羅寺から500m、
我拝師山の麓に出釈迦寺がある。

大師が、
「我が願いが叶うなら釈迦如来よ 姿を現したまえ もし叶わぬならこの身を諸仏に捧げる」
と我拝師山の頂上、捨身カ岳から身を投げた。
すると、釈迦如来が現れ、傍らの羽衣を纏った天女が羽衣で抱き止めたと言う。
この時、大師は7歳とか。







 

 





出釈迦寺の鐘の音

境内から北を望むと捨身ヶ岳禅定と呼ばれる奥の院の建物が見える。



奥の院まで歩いても3,40分だろうが、
誰も行こうとは言い出さない。

境内から南を見晴らすと讃岐平野が一望出来る。
瀬戸内の海は霞んでいる。



山が動いている、削られている。
讃岐平野にはポツンポツンと菅笠状の小山が点在しているが、
そんな山の幾つかが大きく抉られた様に削られている。



中国に、
何世代も掛けて山を動かすと言う逸話があるが、
どのような意図で山を削っているのだろうか。

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