第六十三番 吉祥寺

 

本尊が毘沙門天なのは88箇所で此処だけだ。
大師が山の中で光を放っている槍を見つけ、
この霊木にて毘沙門天を刻んだとされている。









この大木はなんだ!
物の見事に空を格好よく覆っている。



 

この小さな流れは「柴の井のお加持水」だろうか。
大師がこの地へ訪れた時、
喉が乾き、丁度通りかかった水桶を担いだおばあさんに水を分けてもらう。
おばあさんは毎日遠くから水を汲んできていることを聞いた大師は、
水をいただいたお礼です、といって地面を杖で加持すると、
清らかな水がこんこんと湧き出てきた。
それが「柴の井のお加持水」。
以後、この地方の人々の生活を潤し、
未だかつて絶えたことがない、とか。



 本堂 前ある成就石、
目 を瞑って金剛杖を突き、杖が穴に うまく入れば願いががなうと言われている。
一寸、試してみたがなかなかすんなりとはいかない。
ゴツゴツ擦りながら強引に通した。

 

 

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