第52番 太山寺
6世紀の終わり頃、
豊後の真野長者がこの近くの沖合いで難破しかけた時、
十一面観音に救われた。
この恩に報いるべく真野長者が建立したとされる。
山門脇を車で通り抜けて奥へ登る。
急な石段を何段か上り詰めると仁王門。
仁王門を潜り抜けると、
本堂、鐘楼などが立ち並ぶゆったりとした空間がある。
鎌倉時代に立てられたこの本堂は国宝だ。
和様式、唐様式、天竺様式が巧みに組み入れられているらしいが、
私にはとんと判らない。
下左は県下最古と言われている芭蕉の句碑、
八九間空へ雨ふる柳かな 芭蕉
の筈だが私には読み取れない。
下右は子規の句。
流石俳句の盛んな松山、至る所に句碑が立っている。
もくもくもりあがる雲へあゆむ 山頭火
の句碑もあったはずだが見逃した。
山門脇を車で通り越したが、あの辺りにあったのだろう。
これは、確か本堂の欄間にあった物だが何を意味するのだろうか。
53番 円明寺へ
四国遍路後半TOPへ
四国遍路前半TOPへ