第十八番  恩山寺

 

徳島市の中心に出て南に向かう。
小松島だろうか、海が見え隠れする。
街道から西へ入ると恩山寺。



穏やかな佇まいだ。





 

 

弘法大師がこの寺で修行中に母の玉依御前が来られたが、
女人禁制のため入山がかなわなかった。
大師は17日間秘法したのち、女人開禁の祈念を成就し、
母君と伴に入山し、母上に孝行を尽くした。 
その後、母君は剃髪して仏門に入ると、
大師は寺号を母養山恩山寺と改めた。
母子の情、慈しみを感じるお寺だ。


今日の日程は此処まで。
時間が早すぎて民宿は門を閉ざしている。
客は我々だけだ。



続く
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