同級生

昆明郊外の和風村と言う日本料理店で日本人留学生の懇親会が有った。
何人かのタイ女学生達も飛び入り参加で30人近くが集まる。

まず、和服姿のお嬢さん達のお出迎えだ。



前に手を組む仕草など仲々堂に入っているが、
日本の和服に比べ前の合わせ目が少なく、
胸を洋服のように心持ちはだけ出している。

和洋中折衷の様な庭園、??が音を立てる。



会費は50元と学生料金なので、刺身などは無い。
お義理程度の海苔巻きがポツリ、
それでも、学生達は久し振りの日本食に舌鼓を打つ。
メインは大鍋の鍋料理、



たいした物は入ってないが、
ワイワイガヤガヤと食べると美味しい。
やがて、イッキ!イッキ!が始まる。



幾日か前に転んで足を骨折した幹事役のT君、
ギブス姿で皆の間をピョンピョンと飛び回って席を盛り上げる。
こうして見ると、日本の若者も元気だし、気配りも捨てたものではない。

日本舞踊が始まると、

 

タイの女学生達から溜息が出る。
大きな目を、皿のようにして、見入る。

こうしていると、若者も老人も区別が無い。

 

 

 


日本では、この様に、若者が対等に老人と飲んでくれる機会は少ない。
そんな意味で、若者達に感謝しなければなるまい。


同級生達と記念撮影。



 

被り物をしているのはタイ南部の女の子、
二人は私の前席が定席、
時々振り返って私に話掛ける。
彼女達はタイ訛りの中国語、私は日本訛りの中国語、
仲々意思の疎通がはかれない。
彼女達は、被り物を毎日代えて来る。
いずれも地味な物だが、それなりにお洒落には気を使っているのだ。

つづく

 

  

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