チベット記9

20041101
朝、連中は帰って行った。
今日からは丸っきりの一人歩きだ。

ソンキョ・ルカン公園。
ポタラ宮の丁度裏側になる静かな公園だ。
結構広い、細長い公園の東側の入れ口から入る。
西側の端まで来たら出口が無い、又元に戻る。
角度を変えたポタラ宮が眼前に聳える。





公園の直ぐ近くの市場に入ってみる。







何処ででもそうだが、市場に入ると、
凄まじい人間の生き様を感じる。

裏に出ると細い小道に出た。 



今来た道を振り返る。
やはり、みんな左回りだ。









ポタラの真裏。
片側には例のマニ車がずらりと並ぶ、500mは有るだろうか。
もう片側には露天が並ぶ。
日用雑貨、衣類、CD、線香・・・
売ってる物は大体どの店も同じようだ。
向こうから知った顔がやって来た。



毎日通ってるインターネットカフェのお嬢さんだ。
暫く、立ち話。
と言っても、
「今日は」
「何処へ行くの」
「じゃあね」
悲しいかな、そんな言葉しか浮かんで来ない。

時々、リーンリーンと耳を掠める音、
礼拝してる人が廻すマニ車の廻る音だ。
思わぬところで旅の醍醐味を味合う。
生涯忘れることの出来ない裏道の一つだ。

裏道を通り抜けるとポタラの入れ口へ出た。



 

 

一服していると、男が話し掛けてきて煙草を差し出した。
「何処から来た」
「ジャパン」
「ジャパンか、ジャパンは素晴らしい」
「あんたは?」
「俺はラサの人間だ、運転手やってんだ」
「パラブル寺はどう行くの?」
「??」
案内書を見せると、むさぼる様に覗き込む。
案内書の写真を見て判ったようだ。
「ほら、あそこで記念写真撮ってるだろ、あそこが入れ口、直ぐ其処だ」




パラルプ寺。
洞窟寺院だ。



 

撮影禁止とは無かったので一寸失礼した。
これがご本尊らしい。



チベット人達が一人一人敬虔な祈りを捧げる。

 

 



 

始めは目立たないように写真を撮っていたが、
子供達が寄って来た。

その内に、
若いチベット人のカップルがポーズを取る。



それを見て一家が写真に納まった。



こんなに活き活きとした人の顔を見るのは久しぶりだ。

ここからのポタラ宮も一景。



パラルプ寺の参道?の岩肌には摩崖壁画、
その前を巡礼達が後を絶たずにやって来る。
この小寺も彼らにとってはかけがいの無いお寺らしい。

 



マニ塚.。



 

大きな大きなマニ車、壁画もキメが細かい。
近づくと壁一面が仏画、浮き彫りのようだ。





こんな絵もある。

 

マニ塚の裏へ廻ると姦しい女の声がする。
カメラを向けると、一瞬、話し声が止まった。
何か口々に話し掛けて来たが、全く判らない。
チベット語のようだ。



一回りして降りてくると彼女達も下りてきた。



カメラを向けると並び出し、
キャーキャー言ってカメラを覗き込む。







思い思いの髪飾りが可愛いい。
一番の美形の子は顔をカメラから隠す。

 

一心に石に何かを刻んでいる若者もいる。

 

ラサのほぼ中央の十字路にあるヤク像、
結構歩いて写真に収める。
ラサのもう一つの表徴なのだ。



夕方、建飛が帰ってきた。
なんと、建蔚も一緒だ。
飛行機が5時間遅れたとか。



引っ付いている二人をみて、もう、言うこと無しだ。

つづく



チベット記1(香格里拉)、チベット記2(梅里雪山)、
チベット記3(梅里雪山ー香格里拉)、チベット記4(ラサ)、
チベット記5(ポタラ宮)、チベット記6(ジョカン、セラ寺)、
チベット記7(ノルブリンカ離宮、西蔵博物館)、チベット記8(ラサの街角、ラサの病院)、
チベット記9(ラサ裏通り、ソンキョ・ルカン公園、パラルブ寺、マニ塚)、
チベット記10.完(拉沙苞姑尼姑寺、バスツアー、ラサのカフェ、ラサのお土産、ラサ河)



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