チベット記4-1

いよいよラサへ飛び立つ。



やがて、昨日の梅里雪山(だろうと思う)が見えてくる。





その向こうにこの世を隔てるように、
厳しくそそり立つ雪山の絶壁、





魚の鱗の様に連なる雪山、



そんな雪山の間間に川があり道がある。
こんなところにも生活が有るのだ。



雲海の上に岩石を置き並べたように、
ニョキニョキと雪山の突端が飛び出す。
そんな風景を眺めているうちに、
飛行機は山と山の間を滑るように降下する。



ラサ空港だ。
標高3650mをそれ程感じない。




彼、建飛が笑顔で出迎える。
山男さんとお別れし、彼のクルーザーに乗り込む。
建飛から大きな赤いバラの花束を手渡された建蔚が照れいる。



空港からラサまで80kmくらいある。
北海道のような風景、と見る間に、
如何にもチベットの山河が車窓を過ぎりだした。

緑色の河が流れる。
その河が幾筋にも別れ、また一緒になって河原がだんだん広くなる。
周囲の山には木というものが見られない。
砂と岩の山々から流れ出す土砂が堆積して出来た盆地がラサ、と思う。





ラサの街は想像してたよりも大きい。
ポタラ宮の前を通る。
威容を高々と誇っている。
白酒で改めて乾杯だ。





ホテルで一服。

 

 

窓から眺めるラサは必ず山が視界に入る。

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チベット記1(香格里拉)、チベット記2(梅里雪山)、
チベット記3(梅里雪山ー香格里拉)、チベット記4(ラサ)、
チベット記5(ポタラ宮)、チベット記6(ジョカン、セラ寺)、
チベット記7(ノルブリンカ離宮、西蔵博物館)、チベット記8(ラサの街角、ラサの病院)、
チベット記9(ラサ裏通り、ソンキョ・ルカン公園、パラルブ寺、マニ塚)、
チベット記10.完(拉沙苞姑尼姑寺、バスツアー、ラサのカフェ、ラサのお土産、ラサ河)




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