麗江記1

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麗江行きのミニバスはグーだ、恐らく最新型、
クッションもフカフカだし、座席もゆったりしている。
大理から高度を上げる度に高原が広がる、
峠を越えると湖を中心に盆地、そんな繰り返しを幾つか走る。
禿山が多い、たまに低い松を見かける、
版納であんなに見かけたオートバイ、耕運機を見掛けない。
巾1キロも無い細長い谷に水田、その両脇にはびっしりと民家が詰まっている、
耕地に対し家が多すぎる。

最後の大きな峠を越えて麗江の街に入る、
いかにも貧しそうな途中の風景が一変して、高層ビルもある都会風景だ。
街の何処からも神秘的な玉龍雪山の雄姿が望まれる。
麗江の標高は2400メートル、大理が2000メートル弱だったから、
更に400メートル登ったことになる。

目星を付けておいた宿、麗江賓館へチェックイン、
220元と45元の部屋の選択を迫られる.
女の子の案内で両方を見る、今回はたったの二泊予定、念のために、
「150元位の部屋は無い?」
と聞くと、
「220元の部屋を180元で良いです」
聞いてみるものだ。

とりもなおさず、旧市街へ直行.
表通りは、復元した古い民家と石畳がぎっしり並び、
さしずめ、馬篭、妻篭のようだが、
一寸裏に入ると、古い通りに古い民家、
古い石畳が何百年もの間手付かずで残っている。



石畳はぴかぴかに光り、どの一枚にも、歴史の窪みが刻まれている。

ここも圧倒的に白人が多い、白人向けのレストラン、カフェも彼方此方に目立つ、
日本食食堂もある。
旧市街の中心が四方街、ここの広場から麗江の街が四方に広がって行く。





広場の真ん前のレストランで生ビール、流石、観光地のど真ん中、
冷え過ぎたくらいのビールを煽り飲む.

店の前を、ナシ族の衣裳の女達が頻繁に通る。 
大きな駕籠を、額から背中にかけてベルトで背負った二人に中年女性が、
何回も何回も、店の前を往復する。



何かの運搬の仕事をしているようだ。
広場に立ち並んだ露店では、同じ民族衣装の女達が骨董品を売っている。





男達は、煙草を吹かし、ぼんやりと人通りを眺めているのが目立つ。

ビール代金を払おうとすると、
「お釣が無いから今度来た時でいい」
と、店の女の子、そうはいかないので100元置いて、
「後で又来るから..」
と店を後にする。
同じようなことがホテルでの電話料金支払いでもあった、おおらかと言えばおおらかだが、
どうも、細かい金で支払うのが常識のようでもある。

つづく



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