昆明留学記3・雲南大学1

またまた、昆明に舞い戻った。

前回までの留学先であった民族学院は、ちょっとしたトラブルがあり、
今回は気分一新も含めて雲南大学と決めた。
雲南大学は1926年創立、学生数16400人、勿論、
雲南省では最も大きな総合大学だ。
国際学術教育交流中心という一区画に450人余り留学生が勉学に励む。

過程は長期、短期と分かれていて、
長期は18週、短期は1週から9週まで、
長期は二月末開講の春季と8月末開講の秋期と二学期。
中国語のレベルに合わせ、
初級(1,2,3)中級(A,B)高級に分かれている。
学費は長期で1日4時間授業の場合で700$、
短期は1日4時間授業で1週70$から9週630$。
留学生対象の宿舎、食堂も備えられている。

今回も前回と同じく中級A班を選んだがこれは失敗だった。
民族学院の中級に比べ雲南大学の中級はレベルが高い。
先生の話す事が半分も理解できない。
周囲の学生達は、皆、ぺらぺらだ。
私とイタリア人の女の子が特別問題児?、
この二人に対しては先生も質問の形を変えてくる。
いつか慣れるだろうと思っていたが最後まで同じだった。

クラスの学生は12,3人、韓国、オーストラリア、カナダ、アメリカ、
イタリア、マレーシヤ、ベトナム、日本と国際色豊かだ。
それぞれの国際色が出て面白い。

先生はアメリカ留学経験のある小母さん先生、
教室中を飛び跳ね回って講義する、とても元気だ。



一番質問が多く熱心なのがベトナム女性、



彼女は帰国してからガイドを志している。
ベトナムへの旅行者は中国人が一番多いのだそうだ。

将来ベトナムを背負って立つ面魂だ。
韓国人の女子学生は慎ましい。
滅多に自分からは質問しないが、質問されると、
豊富な語彙で流暢な中国語を話す。

ある授業の時、アメリカ人学生が、
突然、ギターを引き出したのには吃驚した。



煙草を吸うのは私一人、何時も喫煙所は私一人だ。
世代も離れていてなかなか打ち解けない。







二年ほど前からメール友達が昆明に住み込んでいる。
風来坊主さんと言う。
お互い中国好き、雲南好きで知り合った仲だ。
追々紹介するが、彼のホームページは見応えがある。

思い切って電話してみる。
「それでは、今日、これからお会いしましょう」
と言う事になった。
待ち合わせ民族学院の大門に着いたのは5分前、
彼は既に待っている、律儀さが覗える。
お会いした瞬間から初めての気がしない。
メールフレンドとは不思議なものだ。

彼の行き付けのイタリア料理店へ、
中国の古い民家をそのままに整えた料理店、





なかなかの雰囲気だ。
経営者はイタリア人、



中国人の奥さんが彼の教え子で昆明交響楽団のバイオリニスト、
彼は雲南大学で日本語を教えていた事があるのだ。

メール交換で大体の事は知っていたが、
実際のお話を聞いてみると凄い男だ。
何よりも凄いのは、彼の旅行のやり方、
チベットまで自転車で行ってしまうのだ。
学生時代に冬山登山で鍛えた体、並ではない。



定年以降?に、
諸々の事情でお坊さんの修行をし、れっきとしたプロのお坊さんだ。
当然とは言え、宗教、仏教への造詣の深さ、これも並ではない。

お酒も並ではない、アル中に近い私も負けそうだ。
話題も豊富、しかも、何事にも奥が深い。
我々薄っぺら人間とは出来が違う。

そんなこんなで昆明住在中、週を空けずにお付き合いする事となる。

続く



 
   
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