登幽州臺歌 陳子昂

陳子昂(661-702)

富豪の家に生まれ、秀才の誉れ高く24歳で進士に合格。
権威に屈せず度々直諌したが受け入れられず遂に入獄。

格調高い誌風は杜甫や白居易に受け継がれている。
失意に中に有った陳子昂、
誰一人として彼の思いを理解してくれる知人友人もなく、
悠悠と過ぎ去る時の流れを前に孤独を噛み締め、
胸の思いを絶唱した。



前不見古人
後不見来者
念天地之悠悠
独愴然而涕下

前に古人を見ず
後に来者を見ず
天地の悠久なるを念じ
独り愴然として涕下る


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